Q&A

船の旅は他の旅行とは少し違います。ご乗船前やご予約前に不安を頂かれる方がとても多くいらっしゃるのが現実です。最近では家族旅行などで勢い良く船会社に直接ご予約される方も増えてきましたが、まだまだ旅行会社と話ながら「最も相性の良い船」や「ご希望通りの最適なコース」を考えながら選択される、いわば昔ながらの方法でご予約される方が圧倒的多数です。こちらのページではご乗船前の様々な疑問にお答えして参ります。もちろんページに載っていない質問は、直接クルーズの日立までお問合せいただけます。




Q&Aクルーズの日立が疑問にお答え
乗船前のギモンbefore the boarding
どの船が良いですか?
魅力的な船が沢山あるので迷うのも分かります。迷ったら一番始めはチャータークルーズでデビューすると全力で弊社がサポートさせて頂けます。でもタイミングが合わなかったり今すぐ乗りたいなどがありましたら、まずは日本船が良いのではないでしょうか。具体的には日本郵船の運航する飛鳥シリーズや、商船三井クルーズの運航する三井オーシャンシリーズがお薦めです。
チャータークルーズって何ですか?
何度もこのウェブでも使っている単語ですが、ちゃんとした説明をする場はありませんでした。チャーターは車でいうレンタカーや貸しバスのような形です。船会社は「運航やサービスをいつも通り提供」しながら、加えて「サービスには旅行会社のスタッフが追加され」、さらにイベントや食事なども「旅行会社と相談しながら特別なものを提供する」と言った具合のクルーズになっています。またお客様に、近い地域や似たような雰囲気の傾向が見られるので、より近づきやすいのもチャータークルーズの特徴です。弊社ではチャーターが最も全力でサービスが出来るので、力を入れて推薦させていただいています。
カジュアル船って何ですか?
クルーズ客船には大まかなランク付けでグループ分けがなされています。「カジュアル→プレミアム→ラグジュアリー」というランク分けで、カジュアル船からラグジュアリー船に向かって高級になっていきます。カジュアル船は10万トンを超えるような超大型の船が一般的で、ただいま日本で最も聞き慣れているものだと「MSC ベリッシマ」がそれにあたります。また以前定期運航していたコスタクルーズやロイヤルカリビアンなどもザ・カジュアルに該当します。特徴は「リーズナブル・大人数・大型」などが挙げられ、「ご家族の旅行にお薦め」でもあります。そのため、船会社によっては大人一人につき子供二名無料や、ご夫婦につき子供一人は無料ご招待などのサービスも行っています。
ラグジュアリー船って何ですか?
「カジュアル→プレミアム→ラグジュアリー」というランク分けで、カジュアル船からラグジュアリー船に向かって高級になっていきます。ラグジュアリー船は大小ありますが、比較的小さめのサイズが多く見られます。日本船は概ねこのラグジュアリー船にカテゴライズされ、特徴は「高級・やや小人数・小型から中型・上質」などが挙げられます。具体的には飛鳥クルーズ、三井オーシャンクルーズ、それに海外客船ではシルバーシーやシーボーンなどもこのラグジュアリー船のカテゴリーになります。カジュアル船とラグジュアリー船の間にプレミアム船というカテゴリーがありますが、日本ではダイヤモンドプリンセスやサファイヤプリンセスが該当します。
新造船とリニューアル船って?
読んで字のごとく、新しく造られた船を新造船といい、リニューアルは中古船を購入してリブランドさせて運航することを言います。具体的には飛鳥IIIが2025年に新たに造船された船で、いわば新築となり、一方で、三井オーシャンフジや三井オーシャンサクラは、2009年に造られ26年現在では17年の船齢の客船を改築しリブランドした船なります。デビュー1年目というフレーズが分かりづらいので、新しい船に乗りたい場合は、注意が必要です。
客船は大きい方が良いの?
客船の大きさはトン数で表すことが多いです。大航海時代の酒樽にちなんだいわれが今も残っているようです。さて、結論から言いますと、船の大きさは好みです。大きいには大きい良さが、小さいには小さい良さがあります。プリンセスクルーズやMSCと言った大きい船の場合は、「設備が多く飽きないが、移動距離が増えて目的地が遠い」ことや、「揺れに強く航海が安定するが、入港出来る港が限られ乗下船に時間を要する」ことがあげられます。三井オーシャンフジや三井オーシャンサクラのような小さい船のメリットデメリットについては「行きたいと思ったところが近くて便利な分、意外と行くところが少なく少し退屈した」などや、「小さな港など情緒溢れる旅を楽しめたが、思ったより揺れる」ということが挙げられます。絶対どちらが良い、といったことはなく、好みや季節によって選ぶのも手です。個人的には、夏場は混雑する大型を避けて小型でゆったりと楽しみ、冬場は揺れに強い大型客船で船内をワイワイと楽しむ過ごし方がお気に入りです。
誕生日のお祝いを船上でしてもらえますか?
多くの船ではお祝いをしてもらえます。ただし基本的には事前に登録することが可能です。誕生日祝いだけではなく、ご結婚祝いやご退職祝い、銀婚式や金婚式などもあります。今まで見てきた中では、なんと75年記念のプラチナ婚や、こっそりと大学入学祝いなどをしているシーンもありました。客船によって様々なので、事前に確認して、お祝いが該当しているかもチェックする必要があります。そして、注意が必要なのが、無料でお祝いをしてくれる船もあれば、有償になるところもあります。概ね日本船では無料で誕生日祝いをしてくれますが、海外客船では、お祝いのケーキを有償にするところや、セレモニーパッケージとして販売しておりドリンク、花束、お祝いソング、特別ディナーなどがセットになったケースもあります。有償のものの場合は、お祝いの日にちがクルーズの乗船日に該当しなくても出来るものがあったり、本当に様々ですので、お乗りいただく船が見えてきましたら、お尋ね頂ければ調べて回答をさせていただきます。
チップは必要ですか?
基本的に日本船にはチップがクルーズ代に含まれています。海外客船の場合は、チップ代が含まれていない代わりにパッケージというオプションが用意されていることが多いです。また日本船でも長いクルーズになると心付けでウェイターにチップを渡す人もいたりします。コツとしては、ロングクルーズに乗る場合は、最後に渡したくなるのが日本人的な気がしますが、早めに渡す方がクルーに喜ばれることがあります。
オールインクルーシブってなんですか?
クルーズ中のサービスやドリンク、寄港地でのツアー等様々な物が含まれていることを指し、パンフレットの記載金額から追加でかからないものをさすことが多いです。オールインクルーシブでもドリンクはアルコールのみ有償、ツアーのみはオプション、などオールインクルーシブと一言で言っても船会社によってサービスが多少異なりますので注意が必要です。
海外客船のプラスパッケージってなんですか?
海外客船というのが全てのくくりではありませんが、MSCのカジュアル船や、プリンセスクルーズのプレミアム船では、チップや出入国税がかかってきます。またアルコール以外のドリンクも付いていないことも多く、充実したクルーズらしい滞在のために、珈琲は飲み放題にしたい、あるいはワインも飲み放題にしたい、それにチップも毎日徴収されるなら事前に払おう、といった、より充実したクルーズ滞在のためにサービスとして必要そうなのがセットになったものをパッケージと言います。各社呼び名は違いますが、いくつかの種類が用意されていまして、コースにより異なるもののだいたい50$〜100$(為替によりますが7000円〜15000円程度)のパッケージを多く見かけます。パンフレットを見ていると、とても安く感じたものの、いざ乗船したら意外と高かった、となることもあるので、初めは「オールインクルーシブだけどツアーは別だからパンフレットより少しかかりそう」、や「何も付いていないのでパッケージをつけるため金額はこれくらい」といった目安の算段を付けて予約するのが大事です。
クレジットカードがないと乗船できませんか?
クルーズによりますが、クレジットカードはあったほうが無難だと思います。飛鳥クルーズではクレジットカードは登録しなくても、乗船可能です。三井オーシャンクルーズでは基本的にクレジットカード登録が必要で、登録をしない場合は泊数に応じたデポジットを預ける必要があります。これはシーボーンのサービスがベースになっているため、海外仕様になります。もちろん海外客船でも同じくクレジットカードの登録は基本的にはマストになります。ただクレジットカード登録不要のクルーズでも、クレジットカードを登録する方は多く、クルーズの下船前日の夜までに登録すれば船内清算のクレジットカード払いが可能になっているケースがほとんどです。
乗船中のギモンon the cruiseship
船内の通貨は?支払いはどうすればいいですか?
船内では基本的にキャッシュレス決済となります。飛鳥や三井オーシャンクルーズは「円」、プリンセス、MSC、シルバーシーなどの海外客船は「米ドル」や「ユーロ」が基準通貨となりますが、お財布を持ち歩く必要はありません。乗船時にお渡しする乗船証(クルーズカード)、またはウェアラブル端末が、お部屋の鍵であると同時に船内のお財布代わりになります。有料のドリンクやショップでのお買い物、有料レストランの利用などは、すべてこのカードを提示してお部屋番号に付け、下船前に一括清算するシステムです。事前にクレジットカードを登録しておけば、下船日にレセプションに並ぶことなく自動決済されるため非常にスマートです。
ドレスコードってどれくらい厳しいの?何を着ていけばいいの?
敷居が高く感じられるドレスコードですが、実は夕方以降の船内の雰囲気をみんなで楽しむためのイベントのようなものです。日中はどの船も Tシャツやハーフパンツなどのカジュアルな服装で問題ありません。夜のドレスコードは主に「カジュアル」「インフォーマル(スマートカジュアル)」「フォーマル」の3つ。日本船のフォーマルなら、男性はスーツやタキシード、女性はドレッシーなワンピースや着物が素敵です。ただ、最近のカジュアル船ではフォーマルナイトでも「少しおしゃれなジャケット姿」くらいで気楽に楽しめる船が増えています。船のランクによって雰囲気が異なるので、事前に確認しておきましょう。
船内でのインターネットやスマホの電波はどうなっていますか?
航海中、海の上では基本的にスマホの電波は届きませんが、今の客船には衛星インターネットを利用したWi-Fiが完備されています。利用方法は船会社によって異なります。MSCやプリンセスクルーズでは、事前にWi-Fiパッケージ(有料)をご購入いただく形が一般的です。なお、ラグジュアリー船など一部の客船では、このWi-Fi料金をはじめからクルーズ代金に含んでいる(オールインクルーシブ)場合もあります。完全にデジタルデトックスをするのも贅沢ですが、連絡環境が欲しい方は事前のプランチェックがおすすめです。
船酔いが心配です。かなり揺れますか?
多くの方が心配される点ですが、現代の客船には「スタビライザー(横揺れ防止装置)」というハイテクなヒレが付いており、想像以上に揺れを感じない設計になっています。MSCベリッシマのような17万トン超えの超大型船はもちろん、シルバーシーやポナン、リッツ・カールトンのような小型ラグジュアリー船も、最先端のシステムと丁寧な操船で安定した航海を行います。それでもやはり天候によって揺れることもありますので、心配な方は事前に酔い止め薬をご用意ください。また、船の中央付近や下の階層の客室が比較的揺れを感じにくいと言われています。酔いやすい方は、お部屋選びの段階からぜひ弊社にご相談ください。
船内で体調が悪くなったらどうすればいい?
原則として、すべてのクルーズ客船には医務室が設置されており、医師や看護師が乗船しています。万が一、体調を崩された場合やケガをした場合でも、診察や応急処置、お薬の処方を受けることができるので安心です。ただし、高度な精密検査や大規模な手術はできません。また、船医の診察は基本的に「自由診療(保険適用外)」となるため、特に海外客船やロングクルーズに乗船される際は、クルーズ旅行に対応した海外旅行保険に加入しておくことを強くおすすめします。
言葉が心配です。英語が話せなくても大丈夫ですか?
日本船はもちろん、日本発着の海外客船(MSCベリッシマやダイヤモンド・プリンセスなど)であれば、日本語スタッフが多数乗船しているほか、船内放送、メニュー、毎日の船内新聞もすべて日本語で用意されますので、英語の心配は不要です。一方で、日本発着ではない海外エリアのクルーズでは英語(もしくはフランス語)が基本となります。ただ、ラグジュアリー船であれば、乗客に対するスタッフの数がとても多く、こちらの意図を汲み取ろうと熱心に耳を傾けてくれますし、スマートフォンの翻訳アプリなどを使用すれば問題ありません。
船の中で退屈しませんか?
結論から言うと、退屈する暇がないほど充実しています!船内では毎日「船内新聞」というスケジュール表が配られ、シアターショー、カジノ、ビンゴ大会、ダンスレッスンなどのイベントが朝から夜まで目白押しです。一方、バイキングやシルバーシーなどのラグジュアリー船では、知的好奇心を満たす文化講座や、生演奏に耳を傾ける落ち着いた時間が流れます。もちろん、静かなラウンジで海を眺めて読書をしたり、プールサイドでお昼寝をしたりするのも最高の過ごし方。何もしない贅沢を味わうのも、アクティブに動き回るのも自由です。ご自身のペースで、思い思いの船旅をデザインしてみてください。
ランドリーサービスや洗濯機はありますか?
多くの客船には、水洗いとプレスをしてくれる有料のランドリーサービスがあります。朝出すと夕方や翌日にピシッと綺麗になって戻ってくるので、荷物を減らしたい時に便利です。また、日本船やプリンセスクルーズなどの一部のプレミアム船には、乗客が自由に使える「セルフランドリールーム(洗濯機・乾燥機・アイロン)」が設置されています(無料またはコイン制)。洗剤も自動投入されるタイプが多いですが、お気に入りの洗剤や柔軟剤シートを持ち込む方も。これがある船なら、長いクルーズでも着替えは数日分で足ります。一方、MSCやリッツ・カールトン、ポナンなどにはセルフ洗濯機がありませんのでご注意ください。
寄港地のギモンat the ports
オプショナルツアー(寄港地ツアー)は申し込んだ方が良いですか?
初めて訪れる港や、港から観光地までが離れている場合は、船会社や旅行会社が主催するツアーへの参加が安心です。最大のメリットは、万が一時間に遅れても船が帰りを待ってくれる点。個人観光だと、交通渋滞で出港時間に遅れた場合、船は待ってくれません。なお、バイキングクルーズやシルバーシーなどのラグジュアリー船では、各寄港地での基本的な観光ツアーが最初から旅行代金に含まれている(オールインクルーシブ)ケースも。追加代金を気にせず質の高い観光を楽しめるのも、高級船ならではのメリットです。
ツアーに参加せず、個人で自由に観光してもいいですか?
もちろん個人観光も可能です。船が港に接岸し、下船許可が出たら、お好きなタイミングで街へ出かけられます。港によっては、街の中心部まで無料または有料のシャトルバスを運行してくれることもあるので、それを利用すると移動がスムーズです。注意点としては、必ず「最終帰船時刻」を厳守すること。これに遅れると自費で次の港まで追いかけることになってしまいます。船内新聞に必ず時刻が記載されていますので、時計(海外の場合は時差にも注意!)を常に意識して観光を楽しみましょう。
テンダーボートでの上陸って?
港の岸壁が小さかったり、水深が浅かったりして、大きなクルーズ船が直接接岸できない場合に登場するのが「テンダーボート(通船)」です。船を少し沖合に停泊させ、そこから船に積んである中型のボートに乗り換えて、数分から十数分かけて岸壁まで移動します。ポナンなどの探検船(エクスペディション)では、ゾディアックと呼ばれるゴムボートで無人島や大自然のビーチに直接上陸することもあります。アトラクションのようで楽しい移動ですが、天候(波の高さ)によっては安全のために上陸が中止になることも。また、全員がボートに乗り換えるため、下船にある程度の待ち時間が発生します。当日の朝は少し時間に余裕を持って行動するのがおすすめです。
悪天候で寄港地に行けなくなることはありますか?
台風や強風、高波などの影響で、安全に接岸・停泊ができないとキャプテンが判断した場合、予定していた寄港地を急遽キャンセル(抜港)したり、別の安全な港へ目的地を変更したりすることがあります。自然相手の旅ですので、こればかりは仕方ありません。変更できる目的地がない場合、終日航海日となることも。船内ではお客様を退屈させないよう、エンターテインメントチームが追加のイベントや特別なプログラムを企画して盛り上げてくれます。予定変更も旅の醍醐味として楽しめる心の余裕があると、クルーズが一層楽しくなります。
寄港地で買ったお土産は全て船に持ち込めますか?
民芸品などの一般的なお買い物であればいくら持ち込んでも問題ありません。ただし、陸から船に戻る際には、原則として空港と同じような「手荷物のX線検査」があります(※日本船の国内クルーズなど、航路や船会社によっては簡易的なチェックのみの場合もあります)。ここで特に注意が必要なのが「アルコール類」と「生鮮食品」です。多くの船では、寄港地で買ったお酒は船内への持ち込みが制限され、乗船時に一度船側に預ける形になります(下船時、またはクルーズ最終日の夜に返却されます)。ただし、日本の船会社が運航する日本船の国内航路では、客室でプライベートに楽しむお酒の持ち込み制限は非常に緩やかです。また、動植物の検疫の関係上、海外から生のフルーツや肉製品などを持ち込むことも禁止されています。
船からお土産や荷物を郵送できますか?
お土産の発送につきましては、ご乗船になる船の「国籍」によって対応が異なります。
飛鳥クルーズなどの日本船による国内クルーズでは、船内のレセプションにて宅配便の伝票配布や梱包用段ボールの販売を行っているケースが多く、クルーズ中に船内から直接荷物を発送することができます(※航路によっては対象外となる場合もあります)。一方、ダイヤモンドプリンセスやMSCベリッシマなどの外国船では、船内から荷物を発送する仕組みや段ボール等の販売はありません。そのため、船内で買ったお土産や寄港地のお買い物は、一度ご自身の客室に持ち帰って保管していただく必要があります。これらの外国船でお土産を郵送したい場合は、クルーズ最終日に下船した後の「港のターミナル」に設置される宅配便特設カウンター(SGムービングやヤマト運輸など)をご利用ください。スーツケースにお土産をまとめて、そのまま港からご自宅へ一括配送されるお客様も多くいらっしゃいます。
日本発着の海外クルーズの場合、パスポートはいつ使うの?
日本発着であっても、外国籍の船(三井オーシャンフジや、MSC、プリンセスクルーズなど)に乗る場合、または途中で韓国や台湾などの海外に立ち寄る場合は、国内の港であってもパスポートが必要です。面白いのは、乗船手続きの際にパスポートを一度船側に預けるケースが多いこと。これは、寄港地ごとの入国審査を船がまとめて代行してくれるためです。パスポートは通常、日本の最終港に戻ってくる前、あるいは下船前日に返却されます。
足腰が弱くても寄港地観光は楽しめますか?
もちろんお楽しみいただけます!船会社が用意する寄港地ツアーには、大抵「歩行難易度(アイコンや星の数)」が記載されています。バスからの車窓観光がメインで、ほとんど歩かないツアーや、車椅子対応のツアーなども用意されているため、ご自身の体力に合わせて選ぶことが可能です。また、無理に観光へ出かけず、他のお客様が観光に出払った人が少ない船内で、のんびり過ごすという「あえて船に残る」通な選択をする方もいらっしゃいます。これぞまさに、移動型ホテルであるクルーズならではの楽しみ方のひとつです。
寄港地での服装や持ち物で気をつけるべきことは?
基本的には動きやすい服装と、歩き慣れたスニーカーが鉄則です。船のデッキや港の岸壁は思いのほか広く、歩く距離が長くなりがちです。また、夏の強い日差し対策としての帽子やサングラス、日焼け止め、そして突然の雨に備えて折りたたみ傘やレインコートも必須アイテム。海外の寄港地では、宗教施設(教会や寺院など)を訪れるツアーもありますが、その際は肌の露出が多い服装だと入場できないことがあります。ツアーの詳細に服装の注意書きがないか、事前に確認しておきましょう。
その他のギモンother question
1人参加でもクルーズ旅行は楽しめますか?
実は、お一人様でのクルーズ参加も人気があります。お食事の席も、お一人様同士のテーブルを希望すれば新しい旅仲間が見つかりますし、1人で静かに食べたい時は2人掛けの席やビュッフェ、ルームサービスを選べばOK。船によっては「シングルクルーズフェア」として、通常は割高になる1人部屋追加代金を抑えたプランや、1人参加者同士の親睦パーティーを開催してくれることもあります。気兼ねない一人旅に、船は最高の選択肢だと思います。
車椅子や足腰が悪くても乗船できますか?
クルーズ客船は、バリアフリーの先進国で作られていることが多いため、シニアや車椅子の方に優しい構造になっています。船内は基本的に段差が少なく、エレベーターも完備。通路も広々としています。さらに、客室には「バリアフリー対応客室」という、入口のドアが広く、室内に段差がなく、シャワーブースに手すりや椅子が付いた専用のお部屋が用意されています(室数限定のため早めの予約が必須です)。付き添いの方の負担も劇的に減るため、ご高齢の方の旅行にこそクルーズをおすすめしたいです。
客室のタイプ(内側・海側・バルコニー・スイート)はどう選ぶ?
お部屋選びは、予算と船内での過ごし方で決まります。「内側(窓なし)」は最もリーズナブル。部屋は寝るだけ、日中はアクティブに船内施設で遊ぶという方に最適です。「海側(開かない窓あり)」は外の明るさが分かり、コスパが良いお部屋。「バルコニー」は一番人気で、いつでもプライベートな空間から海風を感じることができます。「スイート」は専用ラウンジの利用や優先乗船、専属バトラーが付くなど、VIPな特典が満載。初乗船で迷ったら、まずはクルーズの醍醐味を味わえるバルコニー付きがイチオシです。なお、日本の船会社が運航する客船でも、上質なプライベート空間を重視したお部屋作りが注目されています。2025年夏デビューの新造船・飛鳥IIIは全客室にプライベートバルコニーを完備。また、2024年12月に就航した三井オーシャンフジ、2026年9月就航の三井オーシャンサクラは、海外の高級船の系譜を受け継ぎ、すべての客室がスイート(大半がバルコニー付き)という贅沢な仕様となっています。さらに、ザ・リッツ・カールトンやバイキングも全室バルコニー付き、シルバーシーは最高峰の全室スイート仕様(一部の船を除きバルコニー付き)です。これら国内外のハイグレードな客船であれば、どのお部屋をお選びいただいても極上のプライベート空間が約束されています。
旅行のキャンセル料はいつからかかりますか?
ここが通常の国内旅行や海外旅行と大きく異なるクルーズ旅行のポイントです。クルーズのキャンセル料は、一般的に「乗船日の90日前〜60日前」といった、かなり早い段階から発生し始めます(ロングクルーズや船会社によっては120日前からの場合も)。「まだ3ヶ月前だから大丈夫」と思っていると、すでにキャンセル料の期間に入っていることがあるため、パンフレットの取消料規定は必ず事前にご確認ください。最近では、万が一の病気や急用でのキャンセル時に違約金を補償してくれる「取消費用保険」をプラスする方も増えています。
パスポートの残存期間はどれくらい必要ですか?
海外に寄港するクルーズ、または外国籍の船に乗る場合はパスポートが必要とお伝えしましたが、「有効期限」にも注意が必要です。多くの国や船会社では、安全な出入国のために「クルーズ下船日に、パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上残っていること」を条件としています。日本のパスポート自体は有効であっても、残りが3ヶ月しかない場合、乗船手続きの際に乗船を拒否されてしまうトラブルが実際に起こっています。クルーズを申し込んだら、まずはご自身のパスポートの裏面にある有効期限をご確認ください。
煙草は吸えますか?喫煙所はありますか?
客室(バルコニー含む)での喫煙は厳しく禁止されていることがほとんどです。万が一バルコニーなどで吸うと、火災報知器が作動したり高額な罰金が課されたりします。ただし、愛煙家の方のために、船内の指定された「シガーバー(喫煙ラウンジ)」や、オープンデッキの一角に「指定喫煙エリア」がしっかりと設けられています。灰皿が設置されている場所であれば、海風を感じながら気持ちよく一服することができます。吸う方も吸わない方も、お互いが快適に過ごせるようルールが守られています。
持っていくと便利なものは?
基本の荷物に加えて、あると便利な3種の神器をご紹介します。
①マグネット付きフック:客室の壁や扉はスチール製(鉄)であることが多いため、磁石フックがあると船内新聞や帽子を壁に掛けられて部屋が劇的に片付きます。
②小さめのエコバッグやショルダーバッグ:船内を移動する際、乗船証やスマホ、ハンカチを入れて歩くのに大活躍します。
③延長コード:お部屋のコンセント数が限られていることが多いため、スマホやカメラのバッテリーを同時に充電するのに重宝します。
子どもと一緒に乗りたいのですが、楽しめますか?
客船によってターゲット層や船内の雰囲気が大きく異なります。弊社がお取り扱いする客船のなかで、特にMSCクルーズやプリンセスクルーズはファミリーにもおすすめです。船内には充実したキッズクラブがあり、資格を持った専門スタッフがお子様をお預かりし、遊ばせてくれます。一方、静かな旅をご希望の方には大人向けの客船がおすすめです。たとえば、バイキングクルーズは大人専用の贅沢な船空間を守るため、18歳未満の乗船が不可となっております。また、シルバーシーやザ・リッツ・カールトン、ポナンなどのラグジュアリー船は、大人向けの洗練された空間を重視しているため、キッズ施設がほぼありません。お子様と賑やかに楽しむか、大人の贅沢を心ゆくまで味わうかで最適な船が変わりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
Answer+疑問が解決したら、今度は楽しみをプラス
船旅テクニックone point advice
乗船したら、まず最初にやるべき裏技はありますか?
実は、乗船直後の動き方は「どのような船に乗るか」によって真逆になります。ダイヤモンドプリンセスやMSCベリッシマなどの海外の大型客船の場合は、お部屋に入ったらまずは船内Wi-Fiに接続し、公式スマホアプリから有料レストランやスパの予約画面をチェックする(または船内アトリウム等にオープンしている専用デスクへ向かう)のがおすすめです。数千人が乗る大型船ではこれらは超激戦区ですが、他のお客様がまだ船内を見学している間に素早くスマホやデスクで押さえるのが、お目当ての予約を入れるチャンスとなります。一方で、飛鳥クルーズなどの日本船や、シルバーシー、リッツカールトンなどのラグジュアリー船では、このような乗船直後の争奪戦は原則としてありません。人気のツアーやレストランは乗船前に予約が完了していることが多く、また船内も乗客数に対してゆとりある設計になっているためです。ラグジュアリー船であれば、客室でウェルカムシャンパンなどを楽しみながら、専属のバトラーやフロントに「明日の夜、専門レストランを予約したい」と伝えるだけで、いつでも優雅に席を手配してくれます。
120% 遊びつくすための「船内新聞」読み方は?
毎晩届く(またはアプリに届く)船内新聞には、翌日の日の出・日の入り時刻、ドレスコード、すべてのイベントのタイムスケジュールが網羅されています。おすすめのテクニックは、夜寝る前に翌日のスケジュールを見ながら、絶対に外せないイベントをチェックすること。特に終日航海日は、朝から晩までたくさんのイベントが同時並行で進んでいくため、なんとなく眺めているだけだと「あのイベントも参加したかったな」と見逃してしまいます。ご夫婦やご家族、ご友人と、お互いのチェックした箇所を見せ合って翌日の作戦会議をするのも楽しい時間です。
船内で一番お気に入りのスポットを見つけるコツは?
大型客船には、パンフレットには大々的に載っていないけれど、静かで心地いい隠れ家のようなスペースが点在しています。たとえば、船の最前方にあるラウンジの隅の特等席、夜の図書室、あるいはプロムナードデッキ(遊歩道)にあるベンチなど。初日の避難訓練が終わった後などに、船の上から下まで探検隊気分で歩き回ってみてください。「ここは夕日が綺麗に見えそうだな」「ここは本を読むのに静かで良さそう」という自分だけの場所を見つけてみてください。
バルコニー付き客室で過ごす、極上時間の作り方は?
バルコニー付きのお部屋に泊まるなら、ぜひ試していただきたいのが「バルコニーでの朝食」です。ビュッフェやレストランに行くのも良いですが、前日の夜までにルームサービスを頼んでおけば、指定した時間に朝食をお部屋まで届けてくれます。シルバーシーやリッツカールトン、バイキングなどの高級船はもちろん、多くの海外客船でこのサービスが楽しめます。パジャマのままで、誰の目も気にせず、目の前に広がる水平線と波の音だけを独り占めしながら味わう朝食は、まさにクルーズでしか味わえない贅沢です。
クルーと仲良くなって旅を何倍も楽しくする方法
船のクルーたちは、世界中から集まったホスピタリティのプロ。特に、毎日お部屋を掃除してくれる客室係や、ディナーで毎日同じテーブルを担当してくれるウェイターとは、最初の日にぜひ名前を聞いて挨拶を交わしましょう。彼らの名前を呼んで「おはよう、〇〇!」「今日もありがとう!」と笑顔で声をかけるだけで距離が縮まります。特にシルバーシーやリッツカールトンなどのラグジュアリー船では、抜群のパーソナルサービスを受けられるようになり、旅の楽しさが何倍にも!
船上でのベストフォトスポットと時間帯は?
船の上で最も美しい写真が撮れるマジックアワー、それは、夕暮れ時と早朝です。遮るものが何もない360度の水平線に沈む夕日は、陸地で見るものとは感動の桁が違います。おすすめの撮影スポットは、船の最上階デッキの後方(後方に続く白い航跡と夕日のコントラストが絶景です)や、プロムナードデッキの木製ベンチ。カメラやスマホの露出を少し暗めに設定して、シルエットを強調するように撮ると、まるで映画のワンシーンのようなドラマチックな写真を撮影できます。ぜひ一生の思い出に残る1枚を。
船内のショップや免税店で賢く買い物をするタイミングは?
実は、お買い物のテクニックはご乗船になる船の種類によって異なります。プリンセスクルーズやMSCなどの外国籍の大型客船では、いつでも同じ値段とは限りません。クルーズの後半や終日航海日になると、期間限定のタイムセールや特設マーケットが開催されることがあるので、船内新聞のショッピングページをチェックしてセールのタイミングを狙うのが賢いお買い物テクニックです。一方で、飛鳥クルーズなどの日本船や、シルバーシーなどのラグジュアリー船では、船内の優雅で落ち着いた空間を守るため、このような派手な値引きセールは基本的に行われません。その代わり、船内でしか手に入らないプレミアムな限定商品や1点ものが多いため、こちらはセールを待たずに「気に入った瞬間に購入する」のが買い逃さないコツとなります。
航海中の「時差(タイムチェンジ)」で損をしないための注意点は?
海外へ向かうクルーズでは、航海中に時計の針を1時間進めたり戻したりする「船内時差」が発生します。夜の寝ている間に時間が変わることが多いのですが、ポイントは「時計を1時間戻す日(時間が1時間増える日)」と「1時間進む日(夜が1時間短くなる日)」があること。翌朝の予定に遅れないよう、寝る前に船内新聞の案内を確認し、スマホや腕時計の時間を合わせておきましょう。ちなみに、1時間増える日の夜は、いつもより少し夜更かしをしてBARをハシゴするのも楽しいですよ。
下船日の朝、大混雑に巻き込まれずに下船する方法は?
数千人が一斉に降りる大型客船(ダイヤモンドプリンセスやMSCベリッシマなど)の下船日は、フロントの精算窓口や下船口が混雑しがちです。これをスマートに回避するテクニックは2つ。
①クレジットカードの登録を乗船初日〜中盤までに済ませておくこと。これにより当日の朝に清算の列に並ぶ必要がなくなります。
②大型外国船で導入されている「エクスプレス下船(自己手配下船)」を選択することです。これは、すべての荷物を自分で持って降りることを条件に、船側から指定される下船待ち時間をスキップして、朝一番の最も早いタイミングで下船できる仕組みです(※対応している外国船に限ります)。
ただし、日本の客船(飛鳥IIIなど)や海外のラグジュアリー船ではシステムが異なります。船内や港の安全管理のためグループ分けされ、船内アナウンスの指示があるまでお部屋やラウンジで待機する形になります。なお、シルバーシーやリッツ・カールトンのようなラグジュアリー船は、乗客数自体が少ないため、アナウンスに従って降りるだけで混雑を感じることなくスムーズに下船できます。